クラシックコンサートのお知らせ

僕の友人の奥さんが企画、出演するコンサートと彼女が出演するコンサート。二つのお知らせです。一つは 4/23(土)午後2時開演の室内楽コンサート、場所は金沢市民芸術村。ヴィオラ般若佳子、ピアノ高橋悠治、クラリネット山根孝司でクルターグ、シューマン、そして高橋悠治の委嘱新作世界初演の小品などが演奏されます。もう一つはオーケストラ・アンサンブル・金沢(OEK)のコンサートマスター、アビゲイル・ヤングさんがアンサンブル金沢のメンバーを中心に声を掛けて企画したコンサート。5/10(火)、5/17(火)の二回行われシェーンベルクの弦楽四重奏と後は全てブラームスの室内楽と言う渋い内容です。場所は金沢市アートホール、共に6時半開演。ご興味おありの方はフェルメールにお電話頂ければチケットの手配は出来ますので、遠慮なくお電話下さい(070-51490049)。アートホールは金沢駅の向かいにあるJALホテルの隣の小さなホールです。僕もアートホールのコンサートに行くつもりです。オールブラームスのコンサートなんて余りやりませんからね。お時間あれば是非お越し下さい。

テスラのマスク氏が五兆円でツイッター社を買収するとかしないとか、するとされるほうは如何にも神妙そうに被害者顔な訳ですが、その彼らだって恐らくそのようなマネーゲームの繰り返しで膨らんで来たのだろうが、遂にヤルほうからヤラレルほうに転落する。こんなの見てるとなんか格闘技に似てません?マネー格闘技。格闘技でやたら巨体で強い奴がいて、散々他の奴をボゴボゴにしていると遂にある時そいつより更に強い奴が現れ、今まで横暴の限りを尽くしてた奴がやられ出し、ヒガイシャになり転落して行く。自分が生きる世界を自分で決めた訳だからその世界の報いを何時かは受けることになる。

お金を沢山動かせるほうが勝ち。Money is everything の世界、Information is everything の世界でもあり、そもそもそこからして歪な世界観です。彼らは何時か今の栄華が嘘のように滅んでいくでしょう。インターネットの世界観は何処までも水平で、垂直の働きは全く無い。後、データ化出来ないものは存在しない、と言うとても皮相な世界観。彼らにとっては世界中の人間はデータでしかなく、僕たちの内にそれ以上のものは見ようとしていないし、彼らの関心事は如何に自分たちの Information is everything の世界に貢献してくれるかのみ。そう、僕たちはテータ・ツールでしか無い。詰まり、データを産み出さない人間は価値が無い、ということ。

もしかすると、初期のインターネットの基礎を築いてくれた天才達が夢見たようなユートピアに少しでも揺り戻して行こう、と言う流れが将来起きるかも知れない。まあその可能性は殆ど無い気もしますが、、まあ世の中何が起きるか分かりませんから。 

インターネットの巨人(虚人)達に一体、長野を放浪した俳人、井月(せいげつ)の心境は汲み取れるのか。そんなことが僕の関心事ですかね。