柴田優子 木口木版画展 ミュゼにて(4/2〜4/13)

写真は当店で扱っている柴田優子さんの木口木版画「出航」(27 x 33 cm)です。この版画は僕のお気に入りで自分でも所有して飾っています。とても良い作家です。

彼女が今、金沢市柿木畠の「Cafe & Gallery ミュゼ」で個展をやっています。営業時間は12〜18時で、木、金曜休みです。お時間あれば是非行かれて下さい。知的で渋い作品を作る作家です。

私もやっと痛風が癒えて来て、少しずつ日常を取り戻しつつあります。読書欲が沸々と湧いています。読む時間、書く時間、ぼーっとする時間を沢山持ちながら過ごしたいです。逆にパソコンに使う時間は減らしたいですね。人間は矢張りぼーっと物思いに耽る時間を持たないとダメだな、と痛感しています。じゃないと枯れますね、人として。それは今回の病気の間に思ったことです。こんな過度に便利な暮らしの中にいると意識野が知らずどんどんと狭まり追い込まれて行くんです。言葉も生活を処理していくだけのものに成り下がってしまい、極めて形而下的存在になってしまう。

また昔やってたようなトーク、テーマを決めて話す会を今年はこじんまりと少人数でやるかも知れません、、「記憶とディテール」とか、そんなテーマで。五人も来てくれたらそれでいいんです。トークは話すこと自体より、準備が楽しいしその分だけ自分が賢くなれる。いや、賢くはならないかも知れないけれど、色々気付かせて貰える。話すために考えるそのプロセスが楽しいんです。また決まったら言います。