ウェッジウッドのカメオブローチ

ウェッジウッドのカメオブローチ(3,7 x 2,8 cm)。枠は9金、1900年頃の物。前にも一度掲載したかもしれませんが、良い物なので再度掲載します。品の良いブローチです。洋服に付けなくても時々小箱から出して眺めるだけでも楽しいですね。

先日南部鉄瓶を買いました。九州の実家に最近よく帰るのですが、そこに昔父が使っていた鉄瓶があって帰省時にはそれでお湯を沸かして茶を飲むんです。それで、鉄瓶もいいな、と思い小さいのを購入した次第。鉄瓶って、最初に硬水を何度か沸騰させて、錆びないための保護膜を作るんですね。それと、蓋を開けるとお湯が沸騰しているのが見えるのですが、その水面の波打つ模様が無限で、見てて楽しい。実はこの二点に関してはちょっとパイプに似てるな、と思った次第。パイプも新品を使い始める時は、パイプ慣らしをしないといけない。丁寧に最後まで吸って全体に薄い保護膜を作らないとダメなんです。それから、パイプの煙もその姿は無限で何年吸っていても見飽きると言うことが決して無い。鉄瓶もパイプも使いながら育てていく感じで楽しいですね。パイプの中も鉄瓶の中も、そこは一つの小宇宙なんです。

鉄瓶の中お湯が沸き立ってくるときの水姿、パイプの紫煙が暗がりで静かに立ち昇る姿。本当に見飽きないものです。こんな心のゆとりを大切にして暮らしたいです。