9/27(月)〜9/30(木)お休みします。

9/27〜9/30の四日間お休みします。母のことで九州に帰省しなければならず、申し訳ありません。写真は七、八年前に沖縄の久高島に行ったときのものです。最近は旅行も出来ないので昔の写真を出して来ました。久高島は「神の島」として有名な所、観光や遊びで訪れる場所ではありません。島全体が神聖な場です。僕はここに行くときは、フボー(クボー)御嶽(うたき)と呼ばれる神聖な場所を訪れるのが目的です。もう三年くらい訪れていませんが、行けるようになったら行きたいですね本当に。僕にとってはここは、自分の深い部分を見詰める場、です。それとこの島そのものが矢張り何というか異世界なんですよ、どう考えても。時間の流れが明らかに違う。二十代のとき、琉球大学の学生だった頃サークルのメンバーと初めて訪れ、久高島に初めて行くと太陽が二つになって見える、なんて言う噂を聞いていて、島に着き船を降りると僕と友人二人の目に太陽が二つになって映り、おい、本当に太陽が二つ見えるよ、と言い合った思い出があります。目の錯覚だったのか何だったのか。兎に角不思議な所です。この初めて久高島を訪れたときに僕は何か不可思議な「扉」を開けて、その旅が今でもずっと続いてる気がします。この二十四歳の春が今の僕の「始まり」だったと思います。直感的感覚なんですけどね。その翌年に大学は中退してアイルランドに行く為にお金を貯めるべくバイト生活に入り、日本を離れたい一心で二年間働きます。大学は五年間在籍しましたがサークル棟と生協の学食と図書館の地下書庫以外は殆ど行きませんでしたね。毎日朝五時までコザの歓楽街の外人ディスコで夜遊び、午前十一時にバイトしてた古本屋の真っ黄色のチェゲバラの顔が描かれた戸板を外して店を開け二時まで店番。ちょろっとだけ大学に行き、また夜は夜な夜な外人ディスコ。酒と爆音と海兵隊の太腕タトゥー、そしてたまに起きる白人と黒人の殴り合いの喧嘩。二回ほどおちゃらけで完全女装してディスコに行きスカートヒラヒラさせて踊ってたら、危うく袋叩きに遭いそうになりモヒカンの友人と飛ぶように逃げました。怖いとかそんなことは余り考えてなかったかも。兎に角欲しいのはシゲキ。あの時期、ディスコで踊ってるときステージに漂う独特の汗の匂いは今でも覚えています。

あの頃もっと勉強してれば今頃はもっとフツーの人生を送りフツーに家庭を持っていた、のか。余り想像出来ませんね、それは。まあこうなるようになっていたんでしょう、怠慢な人生を正当化してるだけかも知れませんが。