フルート型カット・ワイングラス

フルート型のカット・ワイングラス(14.9 x 6.9 cm)、イギリス製1810〜20年。この時代のフルート型のカットグラスでは今まで仕入れた中で一番良いかもしれません。それくらい良い物です。文句無し、最高、という感じ。他に言うことないです。とても良い、それだけ。

最近フィットネスクラブに入りました。蔓延防止対策で公営のプールがずっと閉まってるんです。泳げないのは辛いので街中のフィットネスに入りました。不思議ですね、同じプールでも公営はダメ、民営のプールはオッケー。どういう基準なのでしょう。余り人のいない時間に行ってサッと泳いで帰って来ます。ちゃんと食べて運動してストレス溜めないほうがこんな時は身を守れるのじゃないか、という僕の考えです。

昔の話し、十年以上前かな、郊外の別のフィットネスクラブに通ってましたがだんだん足が遠のき、お金だけはしっかり引き落とされるので辞めることにしました。ある日フロントに行き辞める旨を伝えると、今まで話したこともない若い受付の女の子、とても可愛い子が、ちょっとお待ち下さい、と言い一旦裏に引っ込むと、両手に一杯の各種割引券を持ってまた現れ、僕の目を正面からジッと見詰め、そして少しばかりの沈黙の後で奇妙な親しみを込め懇願するようにこう言ったのです、「わたくし、塩井さまには辞めて頂きたくないんです」。僕は、えっ、そんなこと言われるくらい僕たち親しかったっけ、と思いながら、こんな女の子にジッと見詰められこう言われたら、普通のおっさんなら、そ、そ、そうだな、じゃあもう一月だけやるか、な、なんて言ってしまうのかな、とも思い妙に可笑しく、はいスッキリ辞めました。はっきり言ってこの水商売的手口が気持ち悪く辞めたい気持ちが余計強まった次第です。そのフィットネスクラブは今も繁盛してるようです。

こんなこともありました。これも昔、関東の友人に誘われフィリピンパブなるものに初めて行きました。テーブルに座るとフィリピンの女の子が横に座って一緒にお酒を飲んでくれる。別に怪しいとこじゃありません。僕の隣にいた女の子が名刺をくれようとしたのですが、僕は遠いところから来てるし、もうここには来ることはないから、と思い、僕は名刺はいいですよ、僕は遠くから来てるので、と断ったんです。名刺が勿体無いともちょっと思いましたし、そんな理由で断ったのですが、この僕の行為が彼女のプライドを酷く傷付けたらしく、その女の子にとても怒られました。こういう時は取り敢えず受け取るのが礼儀だと後から友人にも言われましたが、そんなことも知らず傷付けてしまったのです。難しいですね。まあ確かに一般的に考えると僕のしたことは随分と失礼ですね。悪いのは僕です。

こんなちょっとしたやり取りって時間が経っても頭から消えないんですよね。記憶のメカニズムって不思議ですね。