フリーメーソン・タンブラー

先月に掲載したフリーメーソン・タンブラーと同じ物で小さいやつです(6.0 x 7.3 cm)。'Mother Kilwinning' と入ってますが、どうもスコットランドの有名なロッジ(支部)の名前のようです。掌にすぽっと収まる大きさですね。古さは19世紀後半です。

「チルチンびと」のウェブ版の「コラムの広場」に連載している記事を昨日アップしました。初めての方は「いしかわ 人と風景のかたち」というタイトルの記事です。今回から数回は家具作家の般若芳行さんを取材した文章です。この連載記事は金沢、石川県の人と風景を選んで取材していきます。硬軟合い混ぜてバランス取りながら書いていきたいですね。

九州の実家に帰ったときに昔買った本を何冊か持ってきました。内の一冊が、ラ・ロシュフコーの「箴言と考察」(岩波文庫)で、ぼくのはパラフィン紙が掛けられた古いやつ。訳者は内藤燿(燿の字はヘンはこれでなく「氵」)。この本の第一刷は1948年。ロシュフコーは17世紀フランスの人です。これを先日パラパラと捲っていて出くわした言葉を転載します。

「嘘に引っかからなければ、ものを見る目がなさそうに思われるほど、うまく真理の衣を着こんだ嘘が、世間にはいくらもある」

コロナ騒動のこの一、二年。このロシュフコーの言葉にはとても重みがあります。

何か梅雨のせいか頭がボーッとしてるので今日はこの辺で。

See you soon.