年末は12/29(火)迄営業、年始は1/3(日)から営業します。

先週の木曜に鱗町の新店舗に移り一週間が経ちました(新住所は鱗町82-12で、電話番号、営業時間、定休日は以前と同じ、メールアドレスも同じです。旧フェルメールを右手に過ぎて直ぐ、Monetというお店の角を左折後真っ直ぐ50メートル程進むと左手に黒いドアが見えてきます。そこが新フェルメールです)。今度の場所は正に裏通りの隠れ家と言っていい所、店の中に一人で居ると街の喧騒とも無縁で静か。本当に落ち着きます。店の商品のディスプレイも今迄と違って、丁寧に考えながら一つひとつ並べています。アンティーク自身に語らせるように並べられたら良いかな、と思いながら並べています。少し大袈裟に言えば、この新しい空間で皆さんにアンティークに浸るように親しみ、その間だけでも世の中の憂さを忘れて欲しい、そんな雰囲気が作れたらと思っています。三次元の空間にアンティークが纏う時間の要素が加味されると四次元になるらしいですが、その四次元の空間が上手く表現できたら良いかなと思います。自分で言うのも変ですが、前の店にあったショーケースもアンティークもこの新しい空間では前よりも活き活きと力を得たように見える気がしています。本当にこの新しい場所に移ることが出来て良かったな、と今思っています。でも、ここに移るタイミングは去年でも一昨年でもなく今だったんだな、と感じています。自分の精神が熟すことがここに来る必要条件だった。そう強く今感じています。そのことはここに来て店を開いてショーケースとアンティークたちに囲まれて初めて実感として感じましたし、それ自体軽い驚きでもありました。これも多少大袈裟に聞こえるでしょうが「次の自分の場所」だと感じていますし、又ここを起点として成長しなければとも思っています。

この新しい場所が与えられたのも皆さんのお陰です。