11/29(日)〜12/9(水)開店準備の為休みます。

12/10に移転オープンする準備の為、上記期間お休みします。申し訳ありません。移転先の住所は近日中にお知らせ致しますが、今のお店を右手に過ぎて少しだけ行き左折した裏道にあります。観光客は絶対通らないような小道です。

商店街の路面店で営業することに疲れたので、これからは更にのんびりとやって行きたいと思います。今居るこの商店街も以前より騒ついた感じで落ち着かないので、早く裏に引っ込みたいです。昔はここは「骨董通り」と呼ばれ、大会社の社長さんが支店長に運転させて骨董を見て回るような場所だったのですが、それも遠い過去のことです。

十年くらい前までは年配の男性でも遊び心のある人がまだいたような気がします。まあ簡単に言うと、話しのネタになる人、忘れ難い人が多かったです。

十年以上前に時々他県から来ていた、70代の痩せて小柄な男性。何時も娘くらい歳の離れた同じ女性を連れていて、彼は女性のことを「娘」と呼んでいました。買って頂いた物を発送するときも彼は僕に、あぁ、、娘の住所に送ってくれ、と言っていました。ある日、お二人が店内にいるとき、男性の携帯が鳴り、彼がそのまま携帯で話し始めると「娘」が、お父さま、お外で話されたほうが、、と「父」をたしなめ、そのまま彼は店の外に出て暫く話していました。ドアを開けながら戻ってくるときに、人の良さそうな笑みを浮かべ携帯をポケットにしまいながら彼がこう言ったのです。いやぁ、本当の娘から(の電話)だったよ、、。それを聞いた「娘」と僕は聞こえなかったふりをするのに少し大変でした。

もう十何年もお姿を見ていませんね。お元気にしていらっしゃるかな。もし、まだご健在ならば是非お会いしたいですね。茶目っ気のある素敵な方でした。

写真は数年前に撮った主にロンドンの写真です。こんな普通の光景も今は遠くのものに感じてしまい辛さを伴った懐かしさを覚えてしまいます。