フリーメーソンのカフスリンク

フリーメーソンのカフスリンク(楕円部分の大きさ、1,9 x 1,1 cm)、素材はシルバーで、イギリスの物。戦後の物ですね、1940〜60年頃だと思います。珍しい物ですが、これを実際にするのはちょっと勇気がいるかもしれません。僕もフリーメーソンのメンバーでもないのにフリーメーソンの指輪をはめていますが、本当はしないほうがいいんですかね。フリーメーソンのメンバー同士が会ったときにする握手の仕方をイギリスで友人に教えて貰ったことがあります。もし誰かが僕に近付いて来て、そのメンバー同士がする握手の仕方で手を握られたらちょっと怖いですね。

最近、新刊の本を余り買わなくなりました。特に新書は全体の印象ですがレベルが低くなってますね。話題性と読者が喰い付きそうなテーマだけで雑に書き上げられたような本も多いです。特に本屋に平積みされて売れてる物に酷いのが多いと感じます。

批評精神の欠如、というような現象が今の日本には蔓延してるような気がしています。自分の眼の前で起きていることに対して自身の知性を駆使してそれを精査し考え判断していく。そのような毅然とした眼差しのようなものが失われつつあると思います。弛緩した精神が目前の損得感情だけから諸事を処理して唯生きている。それが「世渡り」だと思い、自分はまあそれなりに上手く世渡りをしていると思い込んでいるオトナたち。それはオトナでも何でもなく、欲望に振り回されている巨大な胃袋のような幽霊、そんな人間の劣化形態でしかない。

新刊本の広告の謳い文句に「泣ける」「泣いた」などがよく使われるようになったのはこの十年十五年位のことでしょうか。酷いもんです。批評精神の欠如はこんな酷い広告にも見てとれる訳です。何で皆んなそんなに「泣きたい」のですかね。不思議な現象ですね。