1830~40年のミクシング・グラス(15,5 x 9,5 cm(上の口径))、イギリス製。飲み物を混ぜるときに使ったグラス、当時の高級グラス、ブルジョアが使用した物。結構レアな物。厚みもあり重く重厚感がある。
今連休だ、金沢人気が高まるにつれて僕の店にふらっと入って来る人の質は下がっていく。スマホで簡単に情報を得られるので軽い気持ちで入る人もいるだろう、今さっきも、おじさんと若い子カップルが来る、女の子が片手にコートとカバン持ったまま空いた手でショーケースを何も言わず開けアンティークに触るのでやんわり注意する。こういう人は来ないほうがいい。来年から連休は予約した人と紹介の人と前に来られた方だけにしようと思う。ふらっと軽い気持ちで入って来る人のレベルは皆んなではないが年々落ちていく。しっかり物を探しに来てくれる人には申し訳ない。こういう雑な人間が入って来ると中で物を熱心に見ているお客さんも気が散ってしまう。
店が裏通りに移って五年半経つ、商店街から移転して本当に良かったと思う。今も商店街の通りにいたら外国人観光客がダラダラ入って来たり若い子が入って来てスマホで写真撮ろうとしたりでとても疲弊したことだろう。今の店になってからはそんなに人も来ないし、殆どのお客さんがちゃんとした人だ、唯偶に変なのが入って来る、マナー悪いのとか雑な奴が。そういうときは早目に出て行くように仕向ける。
今毎日ちょこちょこと7月のトーク(4/20掲載の記事参照)の予習をしている、予習は楽しい、唯テーマが「文人的生活の勧め」ということで、そもそも「文人」という曖昧なものについて話さないといけないので多少やり難い。でも、「文人」を学問的に定義する訳ではないので、僕自身のアプローチは少し違う。後、「ジャンル(カテゴリー)」についても話すので、その二つを繋げていく為のキーワードが必要になる。後は多少のヒントを得る為に文化人類学の本などをパラパラ捲っている。僕はこうやってゼロから考えていくのが好きだ、自分でテーマを決めて、その「物体」を両手で少しずつ転がしていく、最初は動くように見えなくても続けていると動き出すから面白い。
(トークは定員に空きが後6名です、もし行こうかなと思われてる方はお早めにどうぞ、定員に達し次第締め切ります。予約なしの参加は不可です)
今トークの為に読む本を三冊注文して届くのを待っている、民俗学の本、劇作家が書いた犯罪に関する本、江戸時代の尼僧の伝記、の三冊。文化人類学の本も参考図書に使う予定。こうやって準備しているときが愉しい、点と点が繋がりながら広がっていき、そこに浮かび上がってくるものの景色を観るのが面白いのだ。
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