イギリス19世紀終わり頃のグラス(10,5 x 5,2 cm)、当時のパブで使われていたような庶民的な物。何故わざわざ載せたかと言うと、サイズ感がとても良い、日本人の手に馴染む、丁度良いサイズ。タテヨコのバランスが良い。このサイズのパブ・グラスは意外と少ないのです。
最近店に人が来ません、自慢じゃないけどよく潰れないな、というくらい来ない。コロナと物価高騰と、色々理由は考えられるが、そもそもこの店が人気無いだけなのかも知れない、僕の店は流行も関係無いし、インスタもヤフオクもフェイスブックもやってないので、本当にのんびりしたものです。インスタしたらお客が増えるのでしょうか、もっとSNS駆使して宣伝すべきでしょうか、僕にはこのホームページ更新で充分ですね、余生はのんびり過ごしたいと思っています。
僕のイギリスの友人で自分の店にビル・ゲイツが入ろうとしたのを断って入れなかった奴がいます。ある意味、偉い奴です、あっぱれですよ。僕なら入れて買って貰います。が、物が分かってなくて金に任せて買おうとしたら断るかもしれませんがね。お金を沢山稼いだからといって偉い訳じゃないです。大学入試で高得点を取る人が必ずしも賢い訳ではありません、入試バカというのもいますから。人の知性を測るのは難しいです。
お金が沢山あると美味しいものが食べられて、いい洋服が買え、グリーン車に乗れます。でもね、ビンボーもある程度なら悪くないと思います。ビンボーにはポエジーがありますしね、ポケットに一万円札あるより五百円玉あるほうが詩情豊かです。
昔、オランダのデン・ハーグのマックで黒人の親子、若いお父さんと小さな子供が一つのビックマックを飲み物無しで分けて食べていたのが思い出されます。もう二十年以上も前のこと、何故か、忘れられない、頭から消えませんね。
ポエジー無くし、もの考えなくなったら、人は死んでるも同じ。僕はいつまでも人生のエトランゼで在りたいと思っている。
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