先週の土曜から食当たりで死んでました、原因は恐らく鳥レバー。日曜の夜から火曜に掛けては記憶も曖昧で、日曜の夜中なんか、ベッドで唸りながら、こんな感じで一人で死んだりするのかな、と思ってました。二十代にインドで赤痢を患って以来の酷さでした。今は大分回復して普通に近づいています。食料を色々差し入れてくれたMさん、温泉玉子を差し入れてくれたHさん。有り難うございます。OS1のゼリーと温泉玉子が身に染みて美味しかったです。
ウェブのBBCニュースでウクライナ関連のニュースを見ています。ウクライナ侵攻に抗議するロシアの人々の動画ニュースを見ました。80代くらいのおばあちゃんが無言で大きな抗議のプラカードを上げて立っていたら、警察が二人おばあちゃんに近づいて来て、そっと抱きかかえられるようにゆっくり無言のまま連れ去られていました。若い女性が自分のロシアのパスポートを抗議行為で火を付けて焼く映像、これは結構ショックでしたね見てて。こんな民衆の映像を見ながら思い出したのが昔読んだある本。『天職の運命』(武藤洋二 著、みすず書房)。本の副題は「スターリンの夜を生きた芸術家たち」です。読む人の魂に訴え掛け、ズシリと響いて来る重たい本です。僕もまた再読しようと思っています。きっと前回よりももっと痛切に感じるだろうと思います、この今この本を読むと。本当にこの本一冊で一大交響曲に比し得る、そんな凄い本です。
大声を上げずとも静かに戦うのか、それとも、貝のように閉じて見猿聞か猿言わ猿となるのか。矢張り、前に出て戦う姿勢で暮らしたい、リスクを敢えて取りたい、と思います。
写真は冬の奥能登の海です。
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